VPNは、全称Virtual Private Network(バーチャル プライベート ネットワーク)で、利用者の間に、通信を構築したプライベートなネットワークを拡張する技術です。ここで、例を用いてわかりやすく説明します。
ある日、あなたはABC会社の山本様へ、郵便でプレゼントを贈るつもりです。しかし、会社のセキュリティーの原因で、すべての手紙や郵便、荷物は、まずはガードさんに届かないと、会社には入らないことです。ですから、あなたはまず、ガードさんへ郵便を送り次第、ガードさんは、このプレゼントを、山本様のところに届きます。
この例に、あなたと山本様は違うパソコンまたは違うデバイスです。郵便は、公的なネットワークです。ガードさんは、ルーターまたはファイヤーウォールです。ガードさんは物を山本様へ届くために、「プライベートネットワーク」という道(私的なネットワークまたは内部ネットワークとも言えます)を通らないといけません。これが、VPNというものです。
現代、ネットワークの発展と共に、「ガードさん」と「山本様」は同じ人物である可能性もあります。よく考えてみると、ガードさんからの電話「おい、届け物だよ」、山本様は自分でガードさんのところへプレゼントを取りに行くこともあるではないでしょうか。
ここでは、VPNについて少々紹介しました。基本的なことが分かればもう十分です。それではそろそろ本番に入ります。今回は、高速で安定したVPN – NordVPNを紹介します。この記事を書く前に、NordVPNもう一年以上使っていました。VPNの良し悪しは、主に「VPNでできること」「サーバー」「セキュリティー」「価格」「ネット制限国・地域での利用状況」などの角度から評価します。
目次
- パート1:NordVPNの概要
- パート2:NordVPNの使い方
- パート3:NordVPN接続テスト
- パート4:NordVPNは中国でも利用可能
- パート5:NordVPNのセキュリティー
- パート6:NordVPNでできること
NordVPNの概要
NordVPNは、個人用の仮想プライベートネットワークサービスプロバイダーです。Windows、macOS、Linux、Android、iOS用のアプリも用意されましたので、アプリがインストールできるデバイスならすべて利用可能です。これは大いに助かります。
NordVPNのことちょっと調べてみました。本社はパナマにあります。お客様のプライバシーを力尽きても惜しまない保護サービスを提供しています。それでは、NordVPNの概要を見てください。
NordVPN概要一覧
サーバー数 | 世界中に5418(2019.12まで) |
アクセス国の数 | 62か国以上 |
対応OS | Windows、macOS、Linux、Android、iOS |
同時接続数 | 最大6 |
主な接続方式 | アプリ、OpenVPN、IKEv2/IPsec |
NordVPNの特徴
- お客様のプライバシーを重んじる
- 利用ログを記録しない
- 30日間返金保証
- 24時間サポート
ということです。
NordVPNの利用料金は、こちらになります。需要によって、プランを選択しましょう。
NordVPNの価格プランリストと割引は以下です:
- 1か月プラン:$11.95/月額、割引なし
- 1年プラン:$6.99/月額、総額$83.88、41%オフ
- 2年プラン:$4.99/月額、総額$119.76、58%オフ
- 3年プラン:$3.49/月額、総額$125.64、80%オフ、三ヶ月無料利用
一か月のサブスクリプションなら、その価格驚くほど高いですが、一気に契約する時間が長いほど、お得になります。ちなみに、NordVPNは、無料体験ができなくて誠に残念ですが、30日間返金ポリシーがありますので、接続スピードが遅すぎ、サーバーとアクセスできない、という状況なら、返金可能です。つまり、心配はいりません。(価格は、為替レートによって変動可能)
ちなみに、現在一気に三年プランを契約すると、一番お買い得の価格でNordVPNサブスクリプションとNordPassパスワードマネージャーの利用権ももらえます。
どのプランも自動更新です。自動更新をキャンセルするに、次の支払い日になる前に、NordVPNのアカウントをログインして、「プランを変更」ボタンをクリックして、サブスクリプションをキャンセルすればいいです。
NordVPNの使い方
まずは、NordVPNの公式サイトから好きなプランを選択します。
購入ページに支払いをする時、アカウントの作成ができます。メールアドレス以外、他の情報の入力はいらないので便利です。支払方法も、クレジットカードから仮想通貨(ビットコイン・ナノ・シリアム)まで対応されるとはさすがに予想外です。支払いが行い次第、受信トレイにメールが届いたはずです。ここでパスワードを設置します。
公式サイトから、自分のOSに合わせて、アプリをダウンロードしてインストールします。本文は、Windows版を例にします。自分のメールアドレスとパスワードを入力して、ログインします。
ログイン次第、青いマップが表示されます。マップをクリック、またはサーチでサーバーを検索して、異なる国のサーバーへアクセスします。
今は日本にいますので、Youtubeを開いて、広告はすべて日本のものです。試しに、「アメリカ」サーバーへアクセスみると、広告はすべてアメリカのものとしました。つまり、NordVPNでアメリカのサーバーへの接続が成功しました。めでたいことです。
NordVPN接続テスト
自宅はWifi環境しか利用できないので、すべてのテストはWifiで行います。NordVPNを起動しないときのスピードテストは:
まあまあです。高速回線ではなくて、これはもう最大速度となります。
アメリカのサーバーへアクセスしてみます。
スピードがずいぶん落ちましたが、Youtubeサイトのビデオも相変わらず見えますので支障にならないではないでしょうか。
そして、念のため、夜十一時、もう一度テストしましたが:
同じサーバーですが、このスピードの差は大きすぎるではないでしょうか。どうやら、VPNを利用する際、ネット環境による影響が強いです。VPNを接続する前に、いくつかのサーバーをスピードテストしたほうがいいと思います。
NordVPNは中国でも利用可能
年始、仕事で少々中国の広州へ出張しました。空港に着いてからすぐWifiを接続して、Lineでお母さんと報告するつもりですが、「サーバーとの接続が失敗しました」で大ショックされました。
同僚からもらった情報は「中国なら、ネット制限されてる。Lineやツイッターなどまったく使えん」これは困りましたね。NordVPNを開いて、日本のサーバーへアクセスすると、無事にお母さんへ送信できました。
日本へ帰った後、ネットで少々調べてみました。中国には、「グレートファイアウォール(中国のネットと国外の反中国的サイトを隔てるファイアウォール)」、略称「GFW」のせいで、グーグルやフェイスブックのようなサービスは全部使えない状態です。個人的の意見ですが、理解できないことでもありません。たしかに、ネット中に中国への敵意は多すぎるのも事実ですし、隔てるのもしょうがないことです。外国(中国にとって)のサービスも全部ブロックされることでもなく、いくつかの方法はあります。まあここは別の話ですけど(w)。
大変厳しい検閲を実施している中国にも、NordVPNも使えるとは確かにこのVPNすごいです。
NordVPNのセキュリティー
ログを使わない
まず、NordVPN自体が、ログを使いません。ユーザーのメールアドレスとユーザー名、支払方法この三つのデータしか収集しませんので、例えある日NordVPNのサーバーがハッカーにハッキングされたとしても、誰がいつどこでVPNを使ったことがあるか調べられません。
二重VPN接続
出張の関係で、いろいろなVPN製品を使ったことがあります。二重VPN接続さえできるVPNサービスは、初めてでした。例えば、今自分は日本にいます。日本からVPNを接続すれば、日本―カナダや、日本―アメリカ、このように「一重」接続がよく見えますね。NordVPNなら、二重接続ができますから、日本―カナダーアメリカや日本―台湾―韓国、のような接続も可能です。つまり、データの暗号化も「二重」となります。これ以上のプライバシー保護は、ずっと見つかりませんでした。
しかし、二重接続には、見落とせない欠点があります。VPNの接続は、常に回線スピードのダウンと伴っています。これは避けられないことですね。二重接続で安全性が二重に高めるために、そのスピードも「二重」落ちます。二兎を追うものは一兎も得ずとのことですね。
ほかには、暗号化規格について、現時点、セキュリティー性一番高い「AES256」というカギを使っています。これは軍事上に使われている暗号化キーです。正直驚愕しました。
検証
それでは、そのセキュリティーを検証するために、ネットショッピングをしてみます。
中国在住の友人もこのNordVPNを少々紹介しました。友人は中国メーカーのスマホを使っています。見た通りに、システム言語選択メニューに、四つの言語しかありません。
中国政府は、グーグルサービスを全部閉鎖しています。Google図書やGoogle Playのようなサービスまったく使えません。そして、NordVPNを利用して:
NordVPNのおかげで、無事にゲームアプリの課金、デジタルブックの購入を成功しました。時間は、今年の六月と七月で、今もう十二月になっていましたが、パスワード漏れやグーグルからの登録地警告など、一切ありません。NordVPNは安心できるVPNサービスに間違いありません。
NordVPNでできること
追跡されたくない時
サイトに情報の入力または誰かとファイルの転送は、IPアドレスによる追跡が可能です。NordVPNで、暗号化したネット通信なら、だれにでも追跡/盗聴されることはないとは言えませんが、そのリスクはできるだけ抑えられます。
他の国・地域のサービスを利用したい時
国・地域によって、地元にいないと利用できないサービスはたくさんあります。たとえどこでも利用できるサービスだとしても、国・地域によって配信されているコンテンツも違います。例を挙げると、Spotifyは、日本だけ15時間の制限(無料アカウント)があります。この制限を回避するために、VPNで別の国の人を装わないといけません。
Youtube、Netflixのようなサービスもそうです。日本にいると見えないムービーが、VPNで見えるようになります。
無料Wifiのリスク回避
空港やカフェ、ショッピングセンターに、お客様の便利のために、無料Wifiの設置がよく見られます。しかし、こんな人たくさんにいるところ、みんなも同じWifiを接続するとは、さすがに心配です。すべてのデータ受送信は、まるで無防備かのように、不審者やハッカーに簡単に盗まれます。NordVPNを利用して、データの受送信はすべて暗号化して、これで安心できます。
ほかの活用方法もまだまだありますので、ここでは紹介し切れません。NordVPNは、もっとできるはずなので、どう利用するのが自分次第です。
今NordVPNはセール中で、この好機をしっかりと掴んでください。
この記事は、お役に立てれば幸いです。
One thought to “高速で安定したVPN – NordVPN”